南ア：未加工鉱石に対する輸出税の導入を検討中

　各社の報道によると、南アの鉱物資源省(DMR)は、クロム鉱を含む全ての未加工鉱石に対する輸出税の導入を検討中である。これは、2012年9月12日に同国の国会で行われた鉱物資源ポートフォリオ委員会で明らかになったもので、DMRのThibedi Ramontja事務局長は「遅かれ早かれ我々の鉱物資源は枯渇する。我々の鉱物資源の高付加価値化を実現するためのビジョンを構築しなかった、と国民に言われるわけにはいかない。」とコメントした。エネルギー省によると、内閣は既に2つのバリューチェーン(value chain)に関する実施計画を承認しており、一つ目は石炭及びガスを含むエネルギー関連のコモディティで、二つ目は鉄及び鋼である。最終的な実施計画には全てのバリューチェーンが含まれる可能性があるとされている。