ニュース・フラッシュ
2012年9月25日
ハノイ
五十嵐吉昭
ベトナム:初のアルミナプラント、来月から漸く始動か
2012年9月17日現地報道によれば、ベトナム国営鉱山企業であるVinacominは、生産開始が大幅に遅れている中央高地Lam Dong省のTan Raiアルミナプラントを来月から始動する。プラントは中国のChinalcoの子会社が建設を請負い、既にプラントの99%は完成している。同プラントは、ベトナム初のボーキサイト鉱山に併設するアルミナ精製プラントで、近隣のDak Nong省のNhan Coアルミナプラントと同様に2007年11月に首相の承認を得て、2008年から建設が始まっていた。アルミナの生産量は、年間30万tからスタートして2014年には65万tに拡大する計画。アルミナの販売先について、以前はYunnan Aluminum Industry社が買い取る覚書を交わしていたが、Vinacominの話では販売先は未定で入札で決まるとされる。