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ニュース・フラッシュ

2012年10月5日 バンクーバー 片山弘行

米:Ucore社、Bokan Mountainレアアースプロジェクトの選鉱・抽出試験を受託

 Ucore Rare Metals Inc.(以下、Ucore社)は、2012年10月1日、同社がアラスカ州南東部に保有するBokan Mountainレアアースプロジェクトに関する鉱物学的・冶金学的調査を国防総省からUcore社子会社であるlandmark Alaska L.P.を通じて受託したことを発表した。
 国防総省の国防兵站局(Defense Logistics Agency)により管理される本調査プログラムでは、ジスプロシウムなどのクリティカルな鉱物資源の国防総省が必要とする量を満たすように、Bokan Mountainプロジェクトの開発可能性に注力して実施される。契約では、Ucore社は国防総省に対してBokan Mountainプロジェクトの鉱物、ベンチスケールまたはパイロットスケールの独占的な固相抽出技術(Solid Phase Extraction nanotechnology)の研究についての最新のデータを提供するとしている。
 さらにUcore社は、2012年10月3日、ジスプロシウム、ネオジム、エルビウムを他の混合レアアース精鉱から分離するラボ試験の結果が成功したことを発表した。
 実験は、モンタナ州のIntelliMet LLCにより、Bokan Mountainプロジェクトの鉱石と同じ含有物を有する合成溶液を用いて実施された。分離試験の結果は、2012年10月3日にカナダ・ナイアガラフォールズで開催されているConference of Metallurgists 2012において発表される。

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