ニュース・フラッシュ
2012年10月5日
ロンドン
北野由佳
南ア:交通ストが鉱業界にも影響
南アの運輸合同労組(South African Transport and Allied Workers Union)及び運輸・物流業界関連の労組は2012年9月25日、賃金交渉が行き詰まったことをうけてストライキを開始した。10月5日時点でもストライキは継続しており、2万人を超えるトラック運転手がストライキに加わっているとされ、同国内における食糧、衣料品、燃料等の輸送に影響が出ているほか、鉱業界へも影響が広がっている。Tata Steel KZN社は、ストライキの影響でクロム鉱の十分な供給が確保できなかったためRichards Bayプラントにおけるフェロクロム生産を減産したと報道されているほか、Xstrata Alloys社は船会社に対して出荷の遅れが発生する可能性を伝えた。なお、運輸合同労組は、鉄道及び港湾労働者に対してもスト参加を要請している。
