ニュース・フラッシュ
2012年10月8日
ジャカルタ
高橋健一
インドネシア:Batu Hijau鉱山、今後の減産見通しにより、経営合理化・人員削減
2012年9月28日付けの各社報道によれば、米Newmont Miningは、インドネシアで操業するBatu Hijau銅金鉱山が2013年にかけて減産する見通しであり、これに対応するため、経営合理化・人員削減を行う方針を示した。同鉱山は、来年にかけて新たなフェーズの露天ピット掘削作業を実施しており、現在は鉱石ストックにより精鉱を生産しているが、2012年の当初の予想であった金114,000 oz(約3.2 t)が71,000 oz(約2 t)に、銅192百万lb(約87千t)が170.6百万lb(約77千t)にそれぞれ減少する見通しであり、今後具体的な経営合理化計画を策定するが、労働者との摩擦や、ストライキの可能性も懸念されている。なお、2014年には現在のピット掘削作業が完了し、新たな鉱石生産が開始されるため、生産量は回復する見通しとなっている。
