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ニュース・フラッシュ

2012年10月8日 ジャカルタ 高橋健一

インドネシア:Vale Indonesia、政府とのCOW交渉の中でロイヤルティの引き上げに応じる姿勢

 2012年10月3日付けの地元報道によれば、インドネシア・スラウェシ島でSorowakoニッケル鉱山を操業するPT Vale Indonesiaは、現在インドネシア政府と交渉中のCOWの条件改定の中で、ロイヤルティ率の引き上げに応じる姿勢であることを示した。同社Nico Kanter社長が明らかにしたもので、具体的な引き上げ率は明らかにしていないが、同社が現在計画しているニッケルマット生産量72,500 tから12万tへの拡張プロジェクトへの投資計画を踏まえ、同計画が完了する2017年又は2018年までに段階的に引き上げる方向で話し合われているとしている。現在のCOWでは同社のロイヤルティ率は0.7%となっている。また、交渉の中でもう一つの論点となっている鉱区の縮小について、現在の19万haのうち実際に利用されているのは8千haである点を踏まえ、これも縮小する方向で交渉中であるとしている。

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