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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル レアメタル
2012年10月9日 モスクワ

ロシア:UMMC、ニッケル確認埋蔵量が50万tであればヴォロネジ州の鉱床開発開始へ

 2012年10月2日付け現地報道によると、ウラル採鉱冶金会社(略称:UMMC、本社:スヴェルドロフスク州ヴェルフニャヤ・プィシマ市)は、ヴォロネジ州のヨルカ及びエラン銅ニッケル鉱床について、追加探査の結果カテゴリC1+C2のニッケル確認埋蔵量が50万t以上であれば、開発に採算性があると見ている。同社のアンドレイ・コジツィン社長が記者に述べた。
 同社長は「カテゴリC1+C2の確認埋蔵量が少なくとも50万tを超えれば鉱床開発は妥当であるとは言え、やはりこの種の開発にしては小さな数字である。これを下回る場合、開発すべきか否かは大きな問題である。そんな鉱床であれば誰も開発しなくて当然だ。しかも260 m掘らないと鉱石が出てこない」とし、最終決定は恐らく2016年になると述べた。
 さらに、「今年のニッケル価格がどうなるか分からない。もし1万5,000 US$/tを下回るなら、どんなに量があっても無意味である」と述べ、2013年初頭に地質調査を開始するとしている。
 コジツィン社長によると、プロジェクト全体の予定投資額は約700億ルーブルで、うち3分の1がキーロフグラードの冶金プラント、残りが採鉱関連である。採鉱選鉱コンビナートの操業開始は2017~2018年、冶金プラントの操業開始も同時期の予定である。

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