ニュース・フラッシュ
2012年10月16日
シドニー
栗原政臣
豪:WA州政府、Toro社のWilunaウランプロジェクトの開発を承認
2012年10月10日、WA州のBill Marmion環境大臣は、Toro Energy社(以下Toro社、本社:SA州Adelaide)より提出されていたWA州Wilunaウランプロジェクトに関する最終的な環境承認を条件付きで認可する、と発表した。Marmion環境大臣は、Toro社は地下水に依存する植生に必要な水量に関する調査、及び開発によって部分的に影響を受けるカルクリート中の生態系のうち特に地下水の動物相について詳細にモニタリングを実施する必要がある、と述べている。
プロジェクトは、2012年末までに出ると思われる連邦政府の承認をさらに得る必要があり、連邦政府の結果を待ってToro社の取締役会は2013年半ばまでに鉱山開発の最終判断を行いたいとしている。
Toro社はWilunaプロジェクトについて、当初10年間にわたり年間130万tの鉱石を処理し年間約820 tのウラン酸化物精鉱の生産を見込んでいる。