ニュース・フラッシュ
2012年10月16日
シドニー
伊藤浩
豪:Rangerウラン鉱山の生産状況
2012年10月12日付け地元紙は、NT準州においてRangerウラン鉱山を操業するERA社(Energy Resources of Australia Ltd.)が同鉱山の操業を延長するため地元の土地所有者等との検討を開始したことを伝えている。現在Rangerウラン鉱山は2016年までの操業を予定しておりこれを延長するものである。
また、ERA社は2012年10月11日に同鉱山の2012年Q3(7~9月期)の酸化ウラン生産量が1,239 tであったことを発表した。当該生産量は同年Q2(4~6月期)の生産量632 tの約2倍であり、前年同期(2011年Q3)の生産量の23%増となった。生産量の増加についてERA社は、予想より早くオープンピット底部にある高品位のウラン鉱石に到達したためであると説明している。これにより同社は2012年のウラン酸化物の生産予測量を前回の3,200 t~3,700 tから3,400 t~3,700 tに修正している。
