ニュース・フラッシュ
2012年10月19日
メキシコ
高木博康
グアテマラ:エネルギー鉱山大臣が鉱業法改正法案を国会に提出
2012年10月17日付け業界紙等によると、グアテマラÉrick Archileエネルギー鉱山大臣は、鉱業法改正法案を国会に提出した。同法案は、従来1%であったロイヤルティを非金属鉱物及びベースメタルは3%、貴金属は5%、レアアースは10%にそれぞれ引き上げる内容となっている。その税収は、35%はその鉱業活動によって直接影響を受ける郡に、20%は鉱業活動が行われているその他の郡に、40%は国の一般財源に、3%はエネルギー鉱山省に、2%は環境天然資源省にそれぞれ配分される。
また、鉱業審議会を新設し、持続可能な開発のための勧告を行う。
なお、Otto Pérez Molina大統領が計画していた鉱業公社を作るための憲法改正は、外国投資への影響を見極めるため、今回の改正においては見送られた。
同国においては、Goldcorp社の保有するMarlin金・銀鉱山及び地元資本のEl Sastre金鉱山が操業し、加Tahoe Resources社の保有するEscobal銀プロジェクト、Goldcorp社の保有するCerro Branco金・銀プロジェクト及びロシアSolway Groupの保有するFenixニッケルプロジェクトが開発中である。