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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2012年10月19日 調査部 渡邉美和

中国:紫金銅業の選鉱工場、目標を達成

 現地報道によると、紫金銅業が建設を進めている一連の製錬プラントのうち、銅選鉱工場は6カ月の調整試運転の後、2012年9月から本生産を開始している。設備能力の実績は計画を上回っている。
 この選鉱工場の9月の処理量実績は乾燥鉱石量で62,329.22 t、計画を12,329.22 t上回った。ミル処理実績は105.3 t/時で、設計値の83.33 t/時と比較すると26.36%アップしている。銅回収率実績は93.24%でこれも設計値87%と比べ6.24ポイント上昇、尾鉱銅品位は0.30%で設計の0.35%より良くなっている。選鉱では国内の先進水準となっている。
 この一連の紫金銅業の製錬プラントは、総投資額65億元(10.3億US$)で、完成すれば銅カソード20~28万t/年、金5 t/年、銀125 t/年、硫酸85万t/年の能力となる。

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