ニュース・フラッシュ
2012年10月22日
リマ
岨中真洋
ペルー:第1回先住民事前協議、準備進む
2012年10月20日付け地元紙によると、国会のアンデス・アマゾン・アフリカ系社会環境委員会のGrandez委員長は、2013年第1四半期にLoreto県で実施が予定されている国内初の先住民事前協議の準備の進捗状況について、11月9日に説明が行われる見通しを示した。
この先住民事前協議は、Loreto県内の1AB石油鉱区に関して、開発契約の締結に先立って行われる予定であり、同県のPastaza川、Corrientes川、Tigre川流域の先住民コミュニティを対象にIquitosで実施される計画となっている。また、事前協議の終了後には公聴会も実施予定であり、環境大臣や文化大臣、異文化受容次官、Perupetro理事会などが出席し、Loreto県民に対して事前協議から公聴会までの一連のプロセスに関する説明を行う見通しとなっている。
一方、事前協議に参加する先住民の選択について、Grandez委員長は、Corrientes川沿いだけでも35の集落が存在しており、そのうち7つの集落と既に話し合いを進めている旨を明らかにした。その他にも、文化省の担当官らが、事前協議のプロセスについての説明会を行うなど、準備が進んでいることを明らかにした。