ニュース・フラッシュ
2012年10月22日
バンクーバー
片山弘行
米:Rare Element Resources社、北米の大学に対するレアアース研究支援の進捗報告
Rare Element Resources Ltd.(以下、RER社)は、2012年10月16日、レアアースの研究・開発を進めるために北米の学生や大学を対象としている支援策の進捗状況について公表した。
RER社は、同社が保有するBear LodgeプロジェクトのBull Hill鉱床において、地質マッピングやボーリング調査、サンプリング調査、地質水理学的調査、その他環境分野の調査等において2006年から直接・間接的に多数の学部生・大学院生を支援、雇用している。また、コロラド鉱山大学、モンタナ工科大学、サウスダコタ鉱山・工科大学の学生等への研究奨学金提供において多大な役割を果たしているとしている。モンタナ工科大学では、Bear Lodgeの鉱石・精鉱のサンプルからレアアースを抽出する方法を研究している大学院生に資金提供を行っている。過去2年間にわたってRER社は、ワシントン州立大学、ハーバード大学、デンバーメトロポリタン州立大学、カリフォルニア大学バークレー校の学生や教授陣に対して研究目的としてBull Hill鉱床のレアアース鉱石を提供するとともに、コロラド鉱山大学の学生に対しては、修士号獲得に向け支援している。サウスダコタ鉱山・工科大学主催によるサマーフィールドキャンプでは、全米7つの大学の地質専攻の学部生に対してBear Lodgeプロジェクトに関して講義を実施しており、2012年にはワイオミング大学によるレアアースの基礎・応用研究、ワイオミング地質調査所による同州内のその他レアアースポテンシャルの評価のために合計70万US$を提供している。
