ニュース・フラッシュ
2012年10月29日
サンティアゴ
神谷夏実
ブラジル:MBAC社、Araxaレアアースプロジェクトの予備経済評価を発表
MBAC Fertilizer社は、2012年10月16日、Araxaレアアースプロジェクトに関する、NI-43-101に基づく、予備経済評価技術レポート(Preliminary Economic Assessment)を発表した。これによると、同プロジェクトは、2016年Q1から生産を開始し、当初の鉱石生産量は120千t/年で、フェーズ1のレアアース酸化物生産量は8,750 t/年で、5年後からは17,500 t/年に引き上げる。また副産物として五酸化ニオブを当初740 t/年、5年後から1,832 t/年生産する。操業期間は40年として、初期投資額は4.06億US$、5年後の拡張のための投資額は2.14億US$である。キャッシュコストは、フェーズ1が10.50 US$/REO-1 ㎏、フェーズ2が9.6 US$/REO-1 kg、フェーズ3が12.2 US$/REO-1 kg、REOのバスケット価格は29.19 US$/kgとすると、NPV(10%エスカレーション)は9.67億US$、IRRは30%である。
同プロジェクトは、鉱区面積が214 haあり、CBMMのAraxa鉱山、ValeのAraxa SSP鉱山と同じ、Barreiroカーボナタイトの中に発達する鉱床を対象としている。
