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ニュース・フラッシュ

2012年10月29日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:Para州、州鉱業税を66%引き下げ

 メディア報道によると、Para州政府は、2012年5月に導入を決めた州鉱業税の引き下げに関する条例(Decree)を承認した。現行の税率は州内での鉱物資源の生産に対し、鉱石1 t当り6.9レアル(約3.45 US$)を課税するものであるが、これを2.3レアル(約1.14 US$)に引き下げる。Para州は、Valeの鉄鉱石生産の中核である、Carajas地域があり、州鉱業税の税収の95%を負担する立場にある。Valeは、州鉱業税は違憲であり、法的手段に訴えるとして抗議していた。Para州の鉄鉱石生産量は、Minas Gerais州の67%に次ぐ、29%を占めている。また2011年のPara州の鉱産物の輸出は16億US$あり、州全体の輸出額の92%を占めた。

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