ニュース・フラッシュ
2012年10月29日
リマ
岨中真洋
ペルー:環境大臣、EIA審査機関設立の重要性を主張
2012年10月24日付け地元紙によると、Pulgar-Vidal環境大臣は、「持続的投資環境認証サービス局」(SENACE)の設立は、ペルーの環境政策にとって非常に重要な意味を持つとの考えを示した。SENACEは、大規模プロジェクトの環境影響評価(EIA)の審査・承認を目的とする機関として、8月27日にその設立法案が国会に上程され、同法案は国会の経済委員会及び環境委員会で現在審議が行われている。
同大臣は、現在ラテンアメリカ諸国において環境政策は着実に普及しているとしてコロンビアやチリの環境政策・制度を取り上げた上で、ペルーにおいても、環境評価監査局(OEFA)が環境法規の遵守や環境政策の適用を保証しなければならないと述べた。その一方で、環境影響評価(EIA)に関しては、その内容に対する信用を回復しなければならないとの考えを示した。