ニュース・フラッシュ
2012年10月29日
シドニー
伊藤浩
豪:クイーンズランド州がウラン開発を解禁
2012年10月22日、クイーンズランド州政府は同州におけるウラン鉱山開発を認める方針であることを発表した。同州はウラン開発再開に向けて委員会を組織し、同委員会の議論を踏まえ3ヶ月後に正式にウラン開発を認めることを発表する予定である。同州のCampbell Newman首相は、当該方針は同州のウラン開発に携わる鉱山会社と連邦政府の強いサポートによって支えられていると述べ、先週、Gillard首相がウランの輸出を促進することを目的としてインドを訪問し、インド政府と議論を行ったことが今般の同州の方針決定に繋がったと述べた。地元紙は同州内のウラン資源の価値は180億A$になると報道している。同州においては1982年にMary Kathleenウラン鉱山が閉山して以来ウラン開発が認められていなかったが、約30年ぶりにウラン開発が再開することとなる。
