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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2012年10月31日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:Copiapó上訴裁判所、El Morro金-銅プロジェクト環境評価の差し止め請求却下

メディア報道によると、Copiapó上訴裁判所は、チリ第Ⅲ州環境評価委員会がEl Morro金-銅プロジェクトの環境影響評価手続き一部やり直しを決定したことに対する先住民族Los Huasco Altinos農業共同体の差し止め請求を却下した。その裁定の中で裁判所は、El MorroプロジェクトをオペレートするGoldcorp社がコミュニティの権益を尊重し、司法裁定及び法を遵守すると表明しており、環境評価委員会の決定は専断的とは言えないとした。 2012年4月、チリ最高裁判所は先住民族団体の訴えを認めEl Morroプロジェクトの環境影響調査書(EIA)修正を命令、現地での建設作業が中断した。2012年9月には、Goldcorp社CEOのChuck Jeannes氏が同プロジェクトに関し、付加的な社会環境調査を通じた作業を実施中で建設開始時期の見通しはつかないと述べていた。 El Morro鉱床の埋蔵量及び資源量は14.4億t、平均金品位0.34 g/t、平均銅品位0.41%、最新のFSではマインライフ17年間で銅を約12.9万t/年、金を約9.3 t/年、生産する計画となっている。

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