ニュース・フラッシュ
2012年11月5日
ロンドン
小嶋吉広
ボツワナ:Discovery Metals社、中国コンソーシアムより敵対的買収を受ける
メディア報道によれば、2012年10月末、Cathay Fortune Corporation(CFC)と中国-アフリカ発展基金(CAD)は、Boseto銅鉱山を保有するDiscovery Metals社(本社:ブリスベン)に対し857百万US$規模の敵対的買収を開始した。CFCとCADは2012年9月、Discovery Metals社に対し一株当たり1.7 A$での買収提案を提示したが、Discovery Metals社の取締役会は提示価格は適正でないとして、CFCとCADによるオファーを拒否していた。このため、CFCとCADはDiscovery Metals社を経由せずに、株主から直接株式を購入する方針に切り替えた。買収資金の配分はCFCが75%、CADが25%となっている。なおCFCはDiscovery Metals社の株式13.78%を現在保有し、最大株主である。
CFCとCADによる本買収提案は既に中国発展改革委員会の承認を得ているが、今後、中国商務部と中国国家外貨管理局、豪州外国審査委員会(FIRB)からの認可をは今後得る必要がある。
