ニュース・フラッシュ
2012年11月5日
ロンドン
北野由佳
DRCコンゴ:鉱業法の改正により政府権益を5%から35%に引き上げる意向
報道によると、DRCコンゴのMartin Kabwelulu鉱山大臣は2012年10月30日、同国鉱業法(mining code)を改正し、鉱業プロジェクトにおける政府の最低権益比率を現行の5%から35%に引き上げる意向であることを明らかにした。また金属のロイヤルティ料率に関しては、非鉄金属は2%から4%、貴金属は2.5%から6%、貴石は4%から6%にそれぞれ引き上げることが検討されている。Kabwelulu大臣は「探鉱権から採掘権に切り替える際に政府権益を35%にすることを提案した。」とコメントした。新しい鉱業法は投資家と政府の間での不均等な利益配分を是正することを目的としており、利害関係者との話し合いが行われた後、来年には施行される予定である。
