ニュース・フラッシュ
2012年11月12日
バンクーバー
大北博紀
加:カナダ鉱業協会、Bill C-47によるNV準州の鉱山開発促進を歓迎
カナダ鉱業協会(The Mining Association of Canada)は2012年11月6日、カナダ連邦議会にBill C-47の趣旨説明が下院で行われたことを受け、特にNV準州計画及びプロジェクト評価法の制定に対し、準州に責任ある鉱業プロジェクトを促すとして歓迎の意を表明した。
Bill C-47はNV準州計画及びプロジェクト評価法及びNWT準州地表権権利委員会法の制定、関連するその他の法律の改正となっている。概要は以下のとおり。
① NV準州計画及びプロジェクト評価法の制定
1993年7月9日に発効されたNV準州土地権利契約法の条項10~12にあるNV準州イヌイット居住区とカナダの間で交わされた土地権利契約の履行
② NWT準州地表権権利委員会法の制定
特定の地表権契約の履行、特にNWT準州の土地及び水の権利並びにその権利に関連して支払われる保証の条件に関連する紛争を解決するためのNWT準州地表権権利委員会の設立
カナダ鉱業協会は「この法律の骨子によりNV準州における環境評価や許可プロセスが明らかになり、NV準州は新土地利用計画によって来たる将来に向かって進むであろう。この法律により、有望な鉱物ポテンシャルと機会がNV準州の歴史上最大の経済発展の重大な鍵になる。」等述べている。また、カナダ鉱業協会の見積りでは次の10年間にカナダ北部の新規鉱山開発に80億C$以上が投資され、NV準州には約4,500人の新規雇用、地元ビジネス開発はかなり増大するとしている。
