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ニュース・フラッシュ

2012年11月15日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:環境裁判所の設置に遅れの可能性

 メディア報道によると、環境裁判所設置法(法律第20,600号)で2012年12月28日までに設置することが定められているSantiagoの第2環境裁判所の設立が遅れる可能性がある。María Ignacia Benítez環境大臣によると、最高裁判所が裁判官候補者全員の面接を行わなければならないが、最高裁の裁判官数名が不在であり、候補者の選出審査が遅れている。12月28日のスタートを目指すものの、延期が必要と判断される場合には、2013年3月まで設置期限を延期するよう11月末までに要請するとしている。
 環境裁判所は最高裁判所から直接監督を受ける特別法廷でAntofagasta、Santiago、Valdiviaの3都市に設立される。環境紛争の解決、環境基本法関連の審理を担当し、裁判官の構成3名のうち2名は法学の学位取得者で、弁護士経験10年以上が求められる。残り1名は環境科学の学位取得者でその専門家として10年以上の経験が求められる。

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