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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2012年11月19日 ロンドン 小嶋吉広

アンゴラ:鉄鉱石の生産開始は2014年頃になる見込み

 2012年11月7日付けメディア報道によると、アンゴラ国営鉄鉱石公社(Ferrangol)が所有する2つの鉄鉱石プロジェクト(Cassinga及びKassala-Kitungoプロジェクト)の生産開始は2014年又は2015年となる見込みである。両プロジェクトの権益は、Trafigura社(スイス)傘下のDTグループ(シンガポール)が60%、アンゴラの民間企業Geniosが10%、Ferrangolが30%を保有している。生産開始直後は、3百万~4百万t/年の生産量となるが、フル生産時には30百万~40百万t/年にまで生産量を拡大させる予定である。Ferrnagolは製鉄プラントの建設も視野に入れており、最終的には国内で鉄鋼生産をする計画である。
 Cassingaプロジェクトは1960年代に生産を行っていたが、内戦により生産が休止していた。Cassingaプロジェクトの積み出し港となるNamibe港と、積み出し経路となるMocamedes鉄道は復旧に向け現在工事が行われている模様である。

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