ニュース・フラッシュ
2012年11月22日
サンティアゴ
縫部保徳
チリ:CODELCO、2012年1月~9月期のキャッシュコスト大幅増
CODELCOは2012年11月22日の記者会見で、2012年1~9月期のキャッシュコスト(C1)が1.567 US$/lbで前年同期間に比べ35%の大幅増になったと発表した。このコスト増はエネルギー・燃料・材料価格高騰、労務費増、副産物クレジット減などによるもので、特にエネルギー・燃料・材料価格はコスト増の40%を占めた。中央供給システム(SIC)と接続するチリ中央部の事業所がエネルギーコスト変動の影響を強く受けている。それらの事業所では変動価格契約を締結しており、SIC内での電気コストは予算を2億US$上回ったという。2013年も通年、変動価格契約を結んでいるが、2014年からは固定価格契約に移行する。一方で、北部供給システム(SING)からは競争力のある価格でエネルギー供給を受けているという。
Anglo American Sur社の株式取得により2012年1~9月期剰余金は67.77億US$で前年同期間を27%上回ったが、株式取得分を除くと32.6億US$で39%下回った。
