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ニュース・フラッシュ

2012年11月22日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:チリ鉱業協会会長、エネルギー問題により鉱業プロジェクトの1/3に遅れと指摘

 メディア報道によると、Joaquín Villarinoチリ鉱業協会(Consejo Minero)会長は、2020年までに総計約1,000億US$の投資が予定されている鉱業プロジェクトの1/3に遅れがでると述べた。Villarino会長は、最も必要とされるエネルギープロジェクトが進んでおらず、結果、鉱業事業者はペルーに比べ2倍のエネルギーコストを支払わなければなくなっていると指摘、さらに、根本的な問題はチリが必要とするエネルギー源構成、発電所の位置を決定する手続き、コミュニティが要求する補償を巡る紛争解決法などについての国民間の合意がないことだと述べた。
 チリではエネルギー安定確保が難しいことや価格高騰を理由に、開発スケジュールの見直しを発表するプロジェクトが相次いでいる。

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