ニュース・フラッシュ
2012年11月26日
バンクーバー
片山弘行
米:Powertech社、原子力規制委員会からサウスダコタ州Dewey-BurdockウランISRプロジェクトに関する環境影響評価書を受領
Powertech Uranium Corp.(以下、Powertech社)は、2012年11月19日、同社がサウスダコタ州に保有するDewey-BurdockウランISRプロジェクトに関して、原子力規制委員会(Nuclear Regulatory Commission,NRC)による環境影響評価書を受領したことを発表した。
Dewey-Burdockプロジェクトは、1970年代にTennessee Valley Authorityにより発見されたEdgemont鉱山地域に位置し、これらは歴史的に露天採掘により開発されていた地域である。本プロジェクトはサウスダコタ州で最初の現位置回収プロジェクトとなる予定である。
数年間のベースラインデータの収集、確認用ボーリング調査の実施、Inyan Kara貯水層の試験及び収集したこれらデータの解析が実施され、Dewey-Burdockプロジェクトの特性を明らかにした結果、NRCはドラフト版の環境影響評価書において、「環境に関する検討に基づき、NRCのスタッフは、提案された行為に対する許可は要請どおり発行することを推薦する」としている。
NRCにおける最終的な結論は、最終版の環境影響評価とされ、これが決定通知書となる。最終環境影響評価書は2013年5月までに完成することが見込まれる。土地管理局(Bureau of Land Management,BLM)も本プロセスの関係官庁であり、Powertech社はBLMに対して操業計画を提出しており、決定通知書の発行と同時に操業計画の承認も見込まれている。
