ニュース・フラッシュ
2012年11月27日
シドニー
栗原政臣
豪:Rio Tinto、Weipaボーキサイト鉱山拡張のEISを発表
2012年11月21日付地元紙等によると、Rio TintoはQLD州Cape Yorkで操業するWeipaボーキサイト鉱山の拡張(South of Embleyプロジェクト)に関する環境影響評価報告書(EIS)を発表した。このEISは、2012年3月Burke連邦環境大臣が鉱山拡張に対するグレートバリアリーフ近海を航行する船舶の影響について調査する様要請したことから作成された。
Rio Tintoは、EISの中で、鉱山拡張によってグレートバリアリーフを航行する船舶数は基本的に変化せず、環境に対する潜在的な影響は管理できるとしている。Rio Tintoは、環境承認の取得後の2013年に建設を開始する予定で、完工まで30~36ヵ月と予想されることから、最初のボーキサイトの積出しは当初計画から1年遅れの2016年になるだろう、と述べた。
South of Embleyプロジェクトは、フル操業時には年間5,000万tのボーキサイトを生産し、その大部分はアジアへ輸出され、一部はCape York半島からQLD州の沿岸を通ってGladstoneまで輸送される。
