ニュース・フラッシュ
2012年12月2日
モスクワ
大木雅文
カザフスタン:Kazakhmys、カザフスタン企業からの調達が増加
2012年11月27日付け現地報道によると、Kazakhmys(本社:アルマトイ市)の2012年1~9月の調達における輸入のシェアは12.96%となり、前年同期(16.17%)に比べ減少した。カザフスタン企業(CT-KZ認証取得)からの調達は982億テンゲで、調達総額の55%を占めている。このうち労働・サービスに係るローカルコンテンツのシェアは99%を超えている。Kazakhmysの2012年の調達総額は2,350億テンゲを予定している。Kazakhmysは積極的にカザフスタン企業との関係を発展させている。
Kazakhmysは、銅生産のカザフスタン最大手、世界でもトップクラスの一つである。16の操業中の鉱山、10の採鉱選鉱プラント、2つの銅製錬施設を有する。銅は鉱石採掘から銅カソード及び銅線材の最終製品製造に至るまで完全に一貫生産している。2011年の自社鉱石からの銅カソード生産量は29万9,000 t。事業部門Kazakhmys Miningによるその他の金属(亜鉛、銀、金を含む)の生産量も大きく、2011年の亜鉛精鉱生産量は14万tであった。Kazakhmysは世界の銀生産最大手10社に入っている(2011年の銀生産量は1,300万oz)。Kazakhmysの戦略目標は、生産資産の最適化、生産拡大プロジェクトの実施、中央アジアの豊富な天然資源の開発可能性への参加である。
