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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2012年12月4日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:COCHILCO、2020年までのチリ銅生産能力予測を下方修正

 COCHILCOは2012年12月4日に発表した報告書の中で、2020年の銅鉱山生産能力を810万tと予測し、2012年6月に予想した840万tから引き下げた。この下方修正はプロジェクトの遅れによるもので、投資総額389億US$に上る11プロジェクト(銅 7プロジェクト、金 4プロジェクト、下表参照)で開発スケジュールが見直された。プロジェクト遅延として、適正価格での電力確保への不安、追加環境影響調査の実施、プロジェクトに不可欠なインフラ建設の許認可取得、投資・操業コストの大幅な増加が挙げられている。

生産開始の遅れが見込まれるプロジェクト

プロジェクト名
(所在州)
鉱種 投資額
(百万US$)
予想生産開始年
2012年6月時 2012年12月
Inca de Oro
(第Ⅲ州)
600 2014 2016
Santo Domingo
(第Ⅲ州)
1,242 2016 2017
San Antonio Oxide
(第Ⅲ州)
963 2015 2017
Quebrada Blanca Hypogene
(第Ⅰ州)
5,590 2017 2018
Collahuasi Phase III
(第Ⅰ州)
6,500 2017 2019
Relincho
(第Ⅲ州)
3,900 2018 2019
Andina Phase II
(第Ⅴ州)
6,441 2019 2021
Pascua Lama
(第Ⅲ州)
3,000
(チリ側のみ)
2013 2014
Lobo-Marte
(第Ⅲ州)
800 2015 2017
El Morro
(第Ⅲ州)
3,900 2018 2018
Cerro Casale
(第Ⅲ州)
6,000 2017 2019
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