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ニュース・フラッシュ

2012年12月4日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:大手鉱山会社が電力プロジェクトを推進

 メディア報道によると、エネルギーの安定確保のため、大手鉱山会社による自前での発電所建設計画が加速している。最近では、BHP BillitonがKelar火力発電所プロジェクトの再開を発表、この発電所が操業すればEscondida鉱山(チリ第Ⅱ州)の電力需要の約半分を供給できる。CODELCOは約9億US$を投資し、Chuquicamata事業所、Radomiro Tomic事業所、Gaby事業所、Ministro Hales事業所への電力供給を目的とした天然ガス発電所を建設する予定である。同社は計画出力1,050 MWのEnergía Mineraプロジェクト(チリ第Ⅴ州)も保有するが、環境認可問題で現在頓挫している。
 Antofagasta MineralsやCOCHILCOは非在来型再生可能エネルギーの活用にも積極的である。Antofagasta Mineralsは2.7億US$で風力発電プロジェクトを進めている。CODELCOはCalamaで太陽光発電及び風力発電を行っており、風車の増設計画もある。

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