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ニュース・フラッシュ

2012年12月4日 北京 篠田邦彦

中国:工業情報化部、江西省南部地域のハイレベルのレアアース産業を対象に支援

 安泰科によれば、2012年12月2日に南昌市で、中国工業情報化部と江西省政府が「江西省工業情報化発展促進に関する戦略的枠組協定」を締結し、江西省南部の元中央ソビエト区が含まれる地域で、レアアース・タングステンの新材料、フッ化塩素などの業界・分野を中心に支援することを決めた。
 両者の協議に基づき、主に以下の三つの分野で協力する計画である。
 第一に、戦略的新興産業の発展を加速すること。江西省の新材料分野、宇宙飛行製造分野、バイオ医薬品分野の成長を支援する。宇宙飛行製造、バイオ医薬品、金属新材料、電子情報など優位性のある産業分野で国家レベルの産業基地を構築する。
 第二に、伝統産業の転換と高度化を促進すること。江西省の自動車、石油化学、鉄鋼、建築材料、紡績服装などの伝統産業の転換と高度化を促進し、南昌市では小規模な企業創業発展基地を構築する。九江市では1千万t級の石油化学基地及び優良な鉄鋼産業基地を構築する。
 第三に、江西省南部の元中央ソビエト区が含まれる地域の工業情報化の発展のための政策措置を共同研究すること。ハイレベルなレアアース産業及びタングステン新材料、軍事用・民生用の融合、新型電子、フッ化塩素などの産業と分野を対象として支援する。

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