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ニュース・フラッシュ

2012年12月5日 北京 篠田邦彦

中国:レアアース産業参入許可35件発表、製錬分離企業が約8割を占める

 安泰科によれば、2012年12月4日に第3弾のレアアース産業参入許可企業が公表され、合計11社の企業がリストに入った。これまで国内で合計35社の企業が選ばれた。
 産業のサプライチェーンから見ると、鉱山企業は、山東微山湖希土有限公司と広東平遠県華企レアアース実業有限公司のわずか2社である。他の企業は製錬分離企業26社と金属企業7社で、製錬企業が全体35社の74%を占めている。
 今回工業情報化部が公表した第3弾の企業リスト11社の内訳をみると、製錬企業9社、金属企業2社となっている。
 第3弾で選定された11社のうち江西省では贛州虔東レアアース集団株式有限公司、江西金世紀新材料株式有限公司、贛州科力希土新材料有限公司、3社の企業が選定されている。第1弾で選定されたのは贛県紅金希土有限公司と定南大華新材料資源有限公司の2社、第2弾で選定されたのは定南県南方希土有限責任公司、江西明達機能材料有限責任公司、贛州晨光希土新材料株式有限公司、全南県新資源希土有限責任公司、全南包鋼晶環希土有限公司の5社であり、これまで江西省では合計10社の企業が選ばれている。
 そのほかに江蘇省、山東省、四川省がそれぞれ4社、広東省と内モンゴルがそれぞれ3社である。甘粛省、遼寧省、福建省、広西省、陝西省、湖南省、北京市はそれぞれ1社である。

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