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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2012年12月24日 モスクワ 大木雅文

カザフスタン:Kazakhmys、2013年は生産投資を1.7倍に拡大へ(Aktogay銅鉱床及びBozshakol銅鉱床開発関連)

 2012年12月12日付け現地報道によると、12月11日、Kazakhmys(本社:アルマトイ市)のオレグ・ノワチュクCEOは、2012年の生産投資額が約6億US$であったと発表した。同CEOによると、2013年向け投資予定額10億US$のうち約6億US$が大規模鉱床Bozshakol及びAktogayの開発に充てられる。
 発表によると、Kazakhmysは3~4年後には銅の年間生産量を2012年の計画値である28万5,000~29万5,000 tから50万tへと拡大する予定である。同CEOは「現在、当社の銅カソード生産量は約30万t、鉱石採掘量は約4,000万tである。これら2つのプロジェクト(Aktogay及びBozshakol)の鉱石採掘量は計5,000万tとなり銅生産量は20万t以上となる」としている。
 Kazakhmysは、最も有望な未開発鉱床の1つであるカザフスタン南東部のAktogay銅鉱床の開発開始を発表している。これは、同社発展プロジェクト関連では今年2つめの大きな出来事である。7月にはカザフスタン北部のBozshakol斑岩銅鉱床で採鉱選鉱施設の建設が既にスタートしている。両プロジェクトへの総投資額は40億US$を上回る。マインライフはAktogayが50年以上、Bozshakolが約40年である。
 またKazakhmysは、カザフスタンにおいて衛星探査を含む鉱床探査を今後も行う予定である。2012年、同社がこれに割り当てたのは約8,000万US$であった。

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