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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2012年12月27日 北京 篠田邦彦

中国:2011年、非鉄金属の旧式設備206.3万tを合理化

 安泰科によれば、工業情報化部・国家能源局が、2011年の旧式設備の合理化目標の達成状況について公表した。非鉄金属の旧式設備については206.3万tを合理化し、内訳は電解アルミニウム63.9万t、銅製錬42.5万t、鉛製錬66.1万t及び亜鉛製錬33.8万tであった。
 2011年5月、工業情報化部が、電解アルミニウム60万t、銅29.1万t、鉛58.5万t、亜鉛33.7万tの淘汰目標を発表していた。2011年7月には、旧式設備の合理化リストを公表していた。合計してみると、電解アルミニウム企業48社の61.9万t分、銅製錬企業22社の42.5万t分、鉛製錬企業24社の66.1万t分、亜鉛製錬企業38社の33.8万t分の生産能力に及んでいる。
 今回公表したデータから見ると、2011年に実際に合理化された生産能力の中で、電解アルミニウムは目標以上となっているが、他の品目は、ほぼ計画通りに目標を達成していた。
 発表されたデータによると、2011年の非鉄金属の旧式設備の合理化が最も多い省区は、湖南省(46.15万t)で、その次は河南省(31.71万t)となっている。そのほか比較的多い省区は、甘粛省(21.6万t)、江西省(19.69万t)、山西省(16.41万t)となっている。

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