ニュース・フラッシュ
2013年1月2日
サンティアゴ
縫部保徳
アルゼンチン:Mendoza州最高裁、反鉱業法関連訴訟の判決を急ぐ
メディア報道によると、金属鉱石の処理にシアンや水銀などの使用を禁じた州法第7722号を違憲として訴えた11件の訴訟に対して、Mendoza州最高裁は2013年の中間選挙前に最終的な判決を下す見込みである。州法第7722号は2007年に施行されているが、成立の背景には環境保護団体などによる道路封鎖や社会的圧力があったとされる。訴訟は同法施行後すぐに起こされ、現在、最高裁の判決を待つ状況となっている。これらの訴訟は提訴後かなりの時間が経過していることから、決着をこれ以上延ばすことを避けたい裁判所側の意向がある。一方で、政権与党は中間選挙後の判決を望んでいるという。
