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- 鉄鉱石
ブラジル:CSN、Casa de Pedra鉄鉱石鉱山拡張のための探鉱許可取得
メディア報道によると、ブラジル鉄鋼大手Companhia Siderurgica Nacional(CSN)は、Morro do Engenhoプロジェクト(Minas Gerais州Congonhas)での探鉱許可を取得した。許可の発行には、環境保護地域との線引きが問題となっていたが、このほど、行政側が、保護地域と開発地域を分ける決定を行ったことを受け、許可が下りた。CSNは同地域で、Casa de Pedra鉄鉱石鉱山を操業しているが、今後の鉱山拡張にとって埋蔵量の獲得が必要となっていた。同鉱山は、CSNが保有するVolta Redonda製鉄所(Rio de Janeiro州)向けの鉄鉱石を生産している。同鉱山の現在の埋蔵量は16億t(構成比は、ヘマタイト鉱21%、イタビライト鉱79%)であるが、ポテンシャルとして60億t程度の埋蔵量があるとされている。同鉱山の生産量は17百万t(2009年)であったが、将来的には1億t/年まで増強する計画がある。