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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2013年1月6日 北京 篠田邦彦

中国:山西省、鉛蓄電池などの旧式設備を目標以上に合理化

 安泰科によれば、山西省経済信息化委員会によると、山西省では経済、法律、行政の手法を活用し、2012年には当初の目標以上に旧式設備の合理化を達成した。
 2012年初め、中央政府から山西省に対して、電力、製鉄、コークスなど9つの産業分野における旧式設備の合理化の目標を通達した。それを受けて、山西省政府は一連の政策措置を取り、旧式設備の合理化に力を入れた。関連部署は、要求に従わず解体しない企業に対し、法律に基づき、工商営業許可証、汚染物排出許可証、生産許可証、安全生産許可証などを取り上げた。期限までに閉鎖しない企業に対し、国の関連法律に基づき、送電停止、運送中止、給水停止、ガス供給停止などの強制的な措置を取った。銀行などの金融機関は合理化リストに含まれる企業に対し、いかなる形の融資も与えなかった。
 山西省では、2012年の目標以上の合理化を達成した。業界ごとの内訳をみると、電力100%、製鉄110%、コークス132%、セメント105%、合金鉄128.5%、鉛製錬100%、製紙100%、染織100%、鉛蓄電池140%の目標値を達成した。中央政府から山西省のカーバイド産業には目標を与えていないが、山西省政府は自ら4.7万tを合理化した。

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