インドネシア：政府、錫地金輸出基準純度を引き上げ

　2012年12月27日付け地元報道によれば、インドネシア商業省は、錫地金の輸出基準となる錫純度を現行の99.85％から99.9％に引き上げる同大臣令を発行した。施行日は2013年7月1日。また、同令により錫63％、鉛35％のはんだの輸出も許可されることになり、こちらの施行日は2013年1月1日となる。いずれも国内での鉱物資源高付加価値化政策に従ったものであり、これまでの輸出量重視から輸出額重視にシフトする政策であるとしている。また、現在インドネシア国内で錫地金99.9％を製造できる企業は、国営PT Timahを始めとする少数のみであるが、商業省では、今回の基準引上げにより、業界全体の製造技術力の向上及び高付加価値化が促進されるものと期待している。