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ニュース・フラッシュ

2013年1月8日 北京 篠田邦彦

中国:西部資源、凱龍鉱業を買収へ

 安泰科によれば、西部資源は、涼山鉱業等企業3社が北京財産権取引所で入札を掛けていた維西凱龍鉱業の権益を18,376.98万元で落札し、100%の権益を保有する。西部資源は、権益譲渡を行う各社と「財産権取引契約」をそれぞれ結び、同社は自己資金により取引額を納付し、凱龍鉱業の権益変更登記手続きを行う。
 凱龍鉱業の権益を保有することによって、西部資源は、雲南大宝山銅鉱山の採掘権と雲南省維西県大宝山―長土坂銅多金属鉱山の探査権を所有することになるが、既に同社は雲南省国土資源庁が発行した許可証を取得している。雲南省国土資源庁が発行する「雲南省維西県大宝山銅鉱山における一般調査報告書に関する鉱産資源埋蔵量評価審査登録証明」によれば、大宝山銅鉱山の保有埋蔵量は197.31万t(鉱石量)、銅金属量4.23万t、品位2.15%である。随伴共生している銀の金属量は114.67 t、品位58.12 g/tである。

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