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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2013年1月14日 リマ 岨中真洋

ペルー:Panoro Minerals社社長、Cotabambas銅プロジェクトの資源量増加の可能性に言及

 2013年1月11日付け地元紙によると、Panoro Minerals社(本社:カナダ)のShaheen社長は、同社のCotabambas銅プロジェクト(Apurimac県)の予測資源量は、プロジェクト開始当時9,000万tだったが、2012年9月の時点では4億400万tとなり、さらに5億2,000万tに増加する可能性があることを明らかにした。同プロジェクトの周辺にはXstrata Tintaya社のLas Bambas銅プロジェクトやHudbay Minerals社のConstancia銅プロジェクト(Cuzco県)等が位置する。
 同社長は、Cotabambas銅プロジェクトの資源量は規模が大きく増加が見込まれ品位も高いとし、同案件が世界的規模のプロジェクトとなる可能性を示した。
 さらに、Panoro Mineral社が独自にCotabambas銅プロジェクトの開発・生産を行うのか、或いは共同出資者を募るのか、又はプロジェクトを売却するのかについては未決定としたほか、同プロジェクトに必要な資金を調達するため、まずはより規模の小さいAntilla銅プロジェクト(Apurimac県、投資額3億US$)の開発を行い、そこから得られる利益をCotabambas銅プロジェクトの資金とすること、或いはCotabambas銅プロジェクトの中でも特に品位が高く金や銀を含む部分の開発から始める可能性等を示した。
 いずれにせよ同社は実施中のボーリング調査の結果を反映させた資源量の更新を年内に行い、FSを進めていく計画となっている。

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