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ニュース・フラッシュ

2013年1月22日 シドニー 栗原政臣

豪:Sandfire社、WA州政府から指示されたDeGrussa鉱山のDSOに対するロイヤルティ料率に不満

 2013年1月15日、Sandfire Resources NL(本社:WA州Perth、以下Sandfire)は、豪州WA州のDeGrussa銅・金鉱山から生産された直接積出鉱石(DSO)のロイヤルティについて、支払い義務額を満たさないとWA州政府から指摘されている旨を発表した。

 WA州のロイヤルティ料率は金属銅の場合2.5%、銅精鉱の場合5%が適用され、Sandfire社は5%が適用されるべきとしている。この場合DeGrussa鉱山DSOへの2012年下半期のロイヤルティは1,200万A$となり、DSOの最後の出荷となる2013年上半期のロイヤルティは200万A$となる。

 しかしWA州鉱山石油省はSandfire社に対しDSOには7.5%のロイヤルティ料率が適用されると指示しており、この場合、Sandfire社は700万A$の追加支出が必要となる。

 Sandfire社は鉱山石油省に対して2月4日までにこの問題に関する申し出を行い、また一旦適切な結論が出れば会社は喜んでロイヤルティを支払う用意がある、としている。

 DeGrussa鉱山の資源量(精測+概測+予測)は14.33百万t(銅品位4.6%、金品位1.6 g/t)、鉱石埋蔵量(推定)は8.39百万t(銅品位5.6%、金品位1.8 g/t)と発表されており、2012年2月からDSOを対象とした露天採掘を開始した。DSOの鉱石埋蔵量は143,000 tで銅品位25.6%、金品位2.5 g/tとされている。

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