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ニュース・フラッシュ

2013年1月28日 バンクーバー 片山弘行

米:連邦最高裁判所、ASARCOによる環境保護庁への訴えを却下

 米国連邦最高裁判所は、2013年1月22日、Grupo Mexico社ASARCO部門による連邦環境保護庁(Environmental Protection Agency:EPA)に対する訴えを却下した。

 EPAは、2010年に大気浄化法(Clean Air Act)に基づき二酸化硫黄の大気への排出基準として1時間につき75 ppbとする環境基準を制定し、ASARCOは新たな環境基準が15億US$もの費用負担を企業に強いるとして訴えを起こしていた。本提訴を受けて、コロンビア特別区巡回控訴裁判所は2012年7月にこの環境基準を支持する判決を出し、ASARCOは最高裁判所へ上訴していた。

 本上訴では、Freeport McMoRanもASARCOの訴えを指示するコメントを発表していた。

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