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- 鉱種:
- 金 銅 ベースメタル
中国:紫金鉱業、紫金山金銅鉱山湿式製錬再開を発表
現地報道によると、紫金鉱業は、福建省上杭県人民政府から承認を受けたことにより、紫金山金銅鉱山湿式製錬を再開すると発表した。2010年7月に同鉱山湿式製錬の汚水プールからの漏水により環境事故を起こし、処罰並びに改善命令を受けていたもの。
同公司は、61か所にわたる改善と環境評価及び水文地質評価、鉱山安全評価などを経て、「紫金山金銅鉱山の安全と環境の改善方策」を完成させた。これにかかった費用は8.3億元と発表されている。
なお、2012年5月9日、上海のメディアは「紫金山銅鉱山、事故後2年を経て再開近し」と報道していた。この当時、紫金鉱業によると、「2012年4月末に新たな「安全生産許可証」を取得できた」と伝えている。また、同公司関係者は、「再開は確実なタイムスケジュール上に乗ってきた。早ければ2012年7月にも再開可能」と報じていた。このスケジュールが何らかの理由で遅れていたものと見られる。なお、事故を起こし停止させられていた湿式製錬の生産能力は当時年間1.3万tとも報じられていた。
