中国：2013年の中国の精錬鉛消費、11％増加か

　現地メディアは、香港筋アナリスト分析を引用して、2013年の中国の精錬鉛消費は11～12％増加し、年500万t前後になろうと伝えた。この消費量見通しは生産量の見通しとほぼバランスする。

　同分析によれば、2012年の中国の精錬鉛の実質需要は451万tで、2011年比12.6万t増加していた。また、2013年の製錬鉛生産量は前年比8％増加し、500万t前後となる見通しとのこと。2012年の生産量は前年比9.3％の増加で466万tであった。2013年に新規増加となる精錬鉛生産能力としては年産40万tと見積もられている。2012年の新増能力は60万tであった。

　また、「2013年は蓄電池の拡大に伴い、交換需要も巨大になる」としている。統計によれば、2012年に電動自転車と自動車の総保有台数はそれぞれ1.40億台、1.14億台となっている。また、電動自転車の生産量も2012年には前年比26.3％の増加となり、2,028.4万台、自動車生産量も前年比6.3％増加の2,059.7万台となった。2012年の鉛蓄電池の生産量も前年比27.3％の増加で1.749億kVAhとなっている。