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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル 鉄鉱石
2013年1月30日 調査部 渡邉美和

中国:紫金銅業、製錬所からの専用連絡鉄道開通

 現地報道によると、2013年1月28日、福建省上杭県の紫金銅業有限公司で専用鉄道が完成し、開通式典が挙行された。この専用鉄道は、総投資額5.11億元で2011年に着工、2012年12月に完成したもので、総延長は12.7 km。「東風」型の電気式ディーゼルが使われる非電化路線で、主に紫金銅製錬と瓮福紫金化工の原材料や製品運輸に用いられ、2005年に開通した江西省贛州と福建省龍岩を結ぶ線路に接続している。専用線の開通により紫金銅業は直接に沿海部へ結ばれるとともに全国鉄道網を使用しての流通が可能となる。

 なお、電気式ディーゼルは日本で広く使用されているディーゼル機関車形式の液体トルクコンバーターディーゼルではなく、ディーゼル機関で発電機を回し、電気でモーター駆動させる形式。メリットは熱効率の良さ、デメリットは構造が複雑で重量がかさむこと。

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