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ニュース・フラッシュ

2013年2月1日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:Vale、2012年の生産結果を発表

 Valeは2012年の生産結果を発表した。これによると鉄鉱石の生産量は、前年比0.8%減の320.0百万tであった。Southeastern SystemにおいてQ1の大雨の影響で生産量が前年比3.8%落ち込んだことが影響した。鉄鉱ペレットの生産量は、前年比2.3%増の55.1百万tであった。また、石炭は7.1百万t(前年比91%増)、リン鉱石7,982千t(同8.5%増)と増産となったが、その他のマンガンは2.4百万t(前年比7.5%減)、ニッケル237千t(同1.9%減)、銅292千t(同3.5%減)、カリウム549千t(同12.3%減)と減産となった。石炭は、Moatize鉱山はフル生産に入り原料炭2,501千t、一般炭1,267千tと生産が大幅に伸びた。銅は、Sossego鉱山が110千t(前年比1.2%増)であったが、Sudbury鉱山が79千t(同21.7%減)、Voisey’s Bay鉱山が42千t(同18%減)で、全体として生産量が落ち込んだ。開発中のSalobo鉱山は2012年11月に操業ライセンスを取得するとともに、銅の生産量は13千tであった。Tres Valles鉱山の生産量は14千t(同59.7%増)であった。ニッケルは、Q1におけるSudbury鉱山での操業停止、Onca Puma鉱山の炉の交換等により生産量が落ち込んだ。

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