ニュース・フラッシュ
2013年2月1日
シドニー
伊藤浩
豪:QLD州の石炭鉱山の洪水被害の状況(その1)
2013年1月31日付け地元各紙は、QLD州の洪水による石炭輸送鉄道の被害状況と当該鉄道の被害を要因としてXstrata及びRio Tintoが不可抗力(force majeure)を宣言したことを伝えている。QLD州では洪水によってオーリゾン(旧QRナショナル)が運営する石炭輸送鉄道のブラックウォータ線とモウラ線が浸水等によって被害を受け寸断されている。Xstrataは1月29日夜に、ブラック・ウォータ線の被害を要因として、グラッドストーン港からの一般炭輸出につき不可抗力(force majeure)を宣言した。Rio Tintoもまた1月30日夜に鉄道システムの被害を要因としてケストレル石炭鉱山からの石炭出荷につき不可抗力を宣言した。オーリゾンは29日に当該2路線は10日間は稼働できないであろうとコメントしている。
