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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2013年2月1日 北京 篠田邦彦

中国:西部資源の保有銅埋蔵量が大幅に増加

 安泰科によれば、四川西部資源持株有限公司は、維西凱龍鉱業有限責任公司の100%の権益を買収し、買収額は18,376.98万元であると公表した。第三者の評価報告書によると、2012年9月末時点で、凱龍鉱業傘下にある大宝山銅鉱山の保有埋蔵量は197.31万t(鉱石量)、銅金属量4万2,360.06 t、平均品位2.15%、銀の金属量114.67 t、平均品位58.12 g/tである。西部資源は、これまで陽坝銅鉱、杜坝銅鉱と鉄炉溝3ヵ所の銅資源に対する採掘権を保有し、合計で銅金属量9.36万tを保有している。更に、同社は南京栖霞山鉛亜鉛鉱山を保有し、同鉱山に随伴共生している銀の金属量は614.44 tである。今回、大宝山銅鉱山を買収することによって、同社が保有する銅埋蔵量は45.26%、銀18.66%が増加する。

 大宝山銅鉱山の採掘・選鉱規模は年間15万tで、主に銅精鉱を産出。現在は生産を停止している状態であり、西部資源は2013年7月に生産を再開させる予定である。

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