ニュース・フラッシュ
2013年2月8日
サンティアゴ
縫部保徳
アルゼンチン:OFEMI、鉱業ロイヤルティの一本化に向けて協議
メディア報道によると、OFEMI(鉱業州連邦機構、Organización Federal de Estados Mineros)は州ごとに異なる鉱業ロイヤルティなど、鉱業収入についての協議を2013年2月末に行う。この協議では、San Juan州政府が2011年以降に導入した措置をモデルとして採用すると見られている。2011年にSan Juan州では鉱業ロイヤルティの徴集ベースを操業コストを控除していた坑口価格から純売上額に変更することで鉱山企業側と合意、同州の鉱業ロイヤルティ収入は3割増加したとされる。また、同州では鉱山企業の総売上額の1.5%を拠出させ、鉱山が位置する郡のインフラ整備を目的とする基金を設立している。OFEMI加盟の各州は財政難にあるとされ、San Juan州モデルの適用により収入増加を狙っている。Jujuy州、Catamarca州、Salta州、La Rioja州は既にSan Juan州モデルの採用に同意しているとされ、現在Santa Cruz州の説得が行われている模様である。
