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- 鉱種:
- 銀 亜鉛 ベースメタル
ペルー:民事裁判所、Santa Ana銀・鉛・亜鉛プロジェクト巡りBear Creek社に有利な判決
2013年2月6日付け地元紙によると、Bear Creek Mining社(本社カナダ)は、激しい反対運動や複数の死者発生を受けて2011年6月にGarcia前政権により鉱区が取消されたSanta Ana銀・鉛・亜鉛プロジェクト(Puno県)に関し、Limaの民事裁判所が、エネルギー鉱山省による鉱区取消の論拠は無効であるとの判断を下したことを発表した。本判決を受け、エネルギー鉱山省は4月又は5月にも上級裁判所に控訴する見通しを示している。一方でBear Creek社は、この民事訴訟とは別途、2013年上半期内に保護請求訴訟の公判が行われる見通しを明らかにしている。
さらに同社の経営陣は、訴訟の長期化はカナダ・ペルー間の通商関係に悪影響をもたらすとし、その理由として両国の貿易協定において、国内における訴訟解決の期間を36か月間と定めているが、同期間は2014年に期限を迎えることを指摘した。その上で、36か月の期限内に訴訟が解決を見ない場合、国際調停機関に対してペルー政府を訴え、2,500万US$の損害賠償請求を行う計画を明らかにした。
